どこにでもいる平凡な高校生、柏樹朝。
ある日、そんな彼の教室に、
愛生、アメリア、カリン、イリーナ、モンファという

国際色豊かな5人の少女たちが転校してくる。
彼女たちと
最悪ともいえる出会い方をしたにも関わらず、

その放課後にはなぜか全員から告白を受けてしまう朝。

最初こそ拒んでいたものの、

他に行くところもないという5人の訴えに
心を動かされ、
少女との共同生活を
受け入れてしまう朝。
しかし、その日から朝の日々は
平凡ではなくなってしまった。
突飛な行動をとる少女たちに翻弄される毎日。
そして身の回りに起こる、
普通では考えられないような不可思議な出来事。
だが、そんな異様ともいえる日々の中で、

朝は少女たちと打ち解け、心を通わせてゆく。

そして、
慌ただしい生活にもどこか居心地の良さを
感じ始めていた、ある夏の日。
朝はアメリア、カリン、イリーナ、モンファ4人と
バカンスで海を訪れる。
  しかし、アメリアたちは砂浜の上の足跡だけを残し、
文字通り朝の目の前から忽然と姿を消してしまう。
少女たちの突然の消失に混乱する朝。
そんな朝の前に現れたのは、
バカンスには姿を見せていない愛生だった。
混乱する記憶の中、アメリアたちの存在すら忘れ、

海辺の別荘で愛生とふたりの時間を過ごす朝。 
しかし朝は次第に、その状況に違和感を覚え始める。
何かを訴えようとする朝に気づいた愛生は、

それを遮るように、彼をとある場所に連れてゆく。

咲き誇る桜の樹の下で、
朝に自らの想いを告げる愛生。
だが、
アメリアたちの存在を完全に思い出した朝は、
愛生に皆の行方を問う。
すると次の瞬間。
強風が吹き、視界が戻ると、そこに愛生の姿はなく。
代わりに、ひとりの少女が立っていた。

果たして5人の少女は
どこへ消えてしまったのか。
そして、朝の前に現れた少女、愛とは?
彼女たちと朝をつなぐ過去が、明らかになる……。

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